› どこでも漫遊記 › 2017年01月13日

動画作成:向田 隆

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2017年01月13日

うるるん漫遊記 ラフ族を訪ねて 最終回

1月8日
昨夜の熱もさがり、空腹を覚える。
あさひはテラスでこども新聞を読んでいる、まるでおっさんだ。
この娘は本や新聞さえあれば、退屈しない(笑)


朝食はおかゆを作ってくれた。弱ったからだにやさしく、胃に染み渡る。
あさひは持ってきたすきやき風味のふりかけをかけ食べる。
ジミーのおばさんにも大学生のベルにもふりかけをあげると喜んでかけて食べていた。







9時。いよいよ最後のトレッキングに出発。
ジャングルの中を歩けるのもあと3時間しかない。
今日はアップダウンが激しいよとジミーがいう。
村を出るといきなりの急な上り坂。
不平もいわず歯を食いしばり、ジミーのあとの二番手を歩くあさひ。





ジャングルの中を登ってはおり、川を渡り・・・と進む。

「日本に帰ったら何を食べたい?」
「ママのからあげと来来亭のラーメン」

「次はどこに行きたい?」
「絶対、アメリカ!アジアばかりいったので次はアメリカにいきたい!!」

など、きつさが少しでも紛れるように話しながら歩く。

そして2時間30分後、4連続の滝に到着。
滝が4つ連なっているポイントだ。









最後の川を登山靴を脱いで、靴下を脱いで裸足で渡る。




ここまで来たら、あと最後の急なのぼりを30分。
そこに車がある。

最後の力を振り絞り、あさひは登る。

そしてゴール。

「戻ってきたよ!あさひ!頑張ったね、本当、頑張った!」
身体の奥から熱い何かがこみあげてくる。




電気のない村、水道のない村、使いにくいトイレ、言葉が通じないおともだち、満天の星空、きれいな雲海にそびえたつ山々・・・・

きつい経験も楽しい経験もいろんな経験ができたね、また強くなったよ、あさひ。

次はアメリカだね(笑)






うるるん漫遊記 チェンマイトレッキングは来年も実施予定です。
2018年1月3日から7日の5日間で企画中です。
小学校4年生・5年生・6年生を対象にしております。
宿泊施設の関係で限定10名です。
ご興味のある方はお問い合わせください。







  

2017年01月13日

うるるん漫遊記 ラフ族を訪ねて ⑤

1月7日 14:30
マエマエ村に到着。昨日の村よりも標高が低くなったせいか文明も少し進出しているようだ。
電線が来ており、日本のような感じの電気ではないが、電気は少し来ている。
携帯電話は圏外になっているので電波はきていない。
マエマエ村はジミーの村であり、今日はジミーのおばさんの家に泊まらせてもらう。

ジミーがあさひを呼び、シャワーの使い方、部屋の使い方を説明する。
私は不覚にも熱が出だし、少し椅子で横たわる。



部屋は昨日の村よりもずいぶんといい。
昨日の部屋は壁に隙間がたくさんあったが、今日の部屋は隙間が少ない。
電気スタンド1つであるが光がある。
トイレもレバー1つで流せるようになっている。






ジミーがこの村はマッサージを呼ぶことができるよ。というので
私とあさひの分で2人頼む。1時間=200B=約600円。
テラスにマットをひいて、オープンエアでのタイマッサージ。
2日間歩き続けた足を中心にしてもらう。重いリュックのせいで肩もだいぶんこっている。
まさか、ラフ族の村でマッサージをしてもらえるなんて思わなかったので、すごく嬉しい。
あさひも明日への活力となったようだ。







マッサージ後、私はやはり高熱が出て、これでもかというほど厚着をし16時過ぎに布団に入る。
熱を一気に出し、回復させようといつもやる手だ。

その間、あさひは持ってきたこども新聞を読んだり、ジミーのおばさんの夕食の手伝いをして過ごしていたようだ。
本当にこの娘は適応力があるなと思う。
私は熱で夕食はまったく受け付けず、パイナップルのみ食べる。
風邪を引いたらラフ族はこれを飲むんだという変な葉っぱをジミーが持ってくる。
暗くて見えんし、なんか怪しげな感じ・・・。
まずはかじってみろということで少しかじると、めちゃくちゃ苦い。
中国の一葉茶みたいな感じだ。
次にこの葉っぱを煎じためちゃくちゃ苦いお湯を飲まされる。顔がくしゃくしゃになるほど苦い。
湯のみ1杯飲むと、おかわりがやってきた。
明日のトレッキングのためにもう1杯飲む。




この苦いお湯を飲み、大量の水を飲み、そして暖かくして寝る。
泣いてもicon41笑ってもface02明日、午前中の3時間でトレッキングは終了だ、

あさひにうつさない様に背中あわせに寝て、ラフ族の村、最後の一夜を過ごした。



うるるん漫遊記 チェンマイトレッキングは来年も実施予定です。
2018年1月3日から7日の5日間で企画中です。
小学校4年生・5年生・6年生を対象にしております。
宿泊施設の関係で限定10名です。
ご興味のある方はお問い合わせください。





  

2017年01月13日

うるるん漫遊記 ラフ族を訪ねて ④

1月7日
朝9:00にバンパロウ村を出発。
今日のトレッキングは獣道をあるくということで本格的山歩きだと覚悟する。
ジミーいわく、ジャングルの中を歩いていくが標高は下がるのでそれほどきつくない。
重いリュックが肩にのしかかる。
村の外れに墓地があり、そこから獣道がスタートする。
道といえば道だが、さすが獣道で樹木が覆いかぶさったりしている。
ところどころ、ジミーが腰にぶら下げた大きなナイフで樹木をたたききりながら進み、
我々はそのあとをついていく。
「本当のジャングルだね」とあさひはつぶやく。
「昨日の道よりこっちのほうが楽しいよ!」とわくわくしているあさひ。
アップダウンを繰り返し、山道を歩いていく。
ときおり、川があらわれ、石を踏み台にして横切る。

バナナの木は川沿いに生えるんだ、
そしてバナナの木は水をフレッシュにする、
このきのこは食べられないポイズンを持っている、
見てごらん、虫がまったくついてないだろう?
これはオリーブだ。
山の中で喉が渇いたときはこれを剥いて食べたらいい、
この花は食べられるよ、ラフ族の好物、
レタスみたいな味がするので食べてみて
・・・・・・
・・・・・・
ジミーがときどき立ち止まり、英語で説明をしてくれる。
あさひも単語を拾ってだいたい分かるようだ。




















そして、昼1時になり、轟音とともに滝が現れる。
ここでランチタイムということで、登山靴を脱ぎ、裸足になり、川の中で足を冷やす。
川の水はとても冷たく、火照った足には気持ちよい。
あさひが朝バナナの葉っぱで包んでくれた弁当を受け取り、竹で作ったスプーンで食べる。
すべて自然のものなので食べ終わったらそのまま自然に戻せばよい。












滝から目的地のマエマエ村まではあと1時間30分。

また我々はジャングルの中を進んでいった。

(続)

うるるん漫遊記 チェンマイトレッキングは来年も実施予定です。
2018年1月3日から7日の5日間で企画中です。
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