› どこでも漫遊記 › 2017年09月12日

動画作成:向田 隆

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2017年09月12日

サハラ砂漠の時間 ③

サハラ砂漠の砂丘の上にたち、朝日が昇るのを待つ。
持ってきたビールのロング缶を2本カバンから取り出す。

ラクダで上下に揺れているのでビールも開けるときにまずいかも?と思いながらも、
お客様にそっと1本渡して、乾杯!icon142icon151

イスラムの世界で、こっそりビール。
サハラ砂漠でのビール。
朝日を見ながらのビール。
ラクダに乗ったあとのビール。
私が昨日からお願いして厨房で冷やしていたビール

様々な要因がビールを美味しくする。face02






そして、朝日が昇ってくる。




世界最大の砂漠・サハラ砂漠に1日が始まり、また砂は灼熱の暑さになるのだろう。
1日1日、ずっと前からこれが繰り返されてるんだな

砂丘をおり、
ラクダ使いのアソウのところに戻る。
ぜんぜん起きない、アソウ。

「アソウ」と呼びかけると、眠そうに瞬きをしながら起きる(笑)
今まで暗かったので、ここで初めてアソウの顔を見るが、結構若い。

アソウはおもむろにカバンの中から新聞でくるまれたものを取り出し、砂の上に並べる。
「アルバイト、アルバイト」

並べられた商品は砂漠の砂などface08

砂漠の砂 50MDH=600円

え?砂そこにいっぱいあるやん。。




「アソウ、営業マンにいいかも・・・」

帰り、ラクダに揺られながらそう考えていたface06







(終)



  

2017年09月12日

サハラ砂漠の時間 ②

早々に寝たからなのか?
時差ボケを引きずっているのか?
5:30ロビー集合にも関わらず、起きたのは2時。

本を読んだり、2Gでめちゃくちゃ反応の遅いipad触ったりで時間を過ごす。
5時にお客様の部屋をノックし起こす。
ここには電話はない。

5:30からラクダに乗ってサハラ砂漠に日の出を見に行くのだ。

砂まみれになっていい服装、ビーチサンダル、ipadを防水用袋に入れる、飲み水を用意、ターバンを巻く。
そして、食堂で冷やしていたビールを2本取り出す。

用意ができた私は5分前にロビーで待つ。
誰も来ないし、来る様子もない・・・face04
5:30少し前にお客様も現れ、ラクダ使いを待つ。




5:30になってもラクダ使いは来ないので、
玄関を出て、満天の星空を見たりして待つ。
モロッコ時間だ(笑)
この時点でもう4泊している我々はそこらへんは諦めている。

日本があり、モロッコがあり、間に世界があるとガイドがよく言っていた。
それだけ時間の観念は違う。

しばらくたって真っ暗の中にジグザグに動く光を発見。
「こっちに来てるみたいなのであれじゃない?」
光が見えて待つこと20分。
ようやくラクダ使いのアソウが3頭のラクダとともに到着!!

「なんで遅れたの?」
「寝てたの。」


偉大過ぎる・・・face08

そして、宿の前でアソウの指導のもと、ラクダに乗る。
私はタクラマカン砂漠で3日間ラクダに乗って旅をしたのでラクダ乗りなんて余裕だ(笑)
違うのはフタコブかヒトコブか。今回はヒトコブラクダ。

3人ともラクダに乗ったらサハラの砂丘へ出発。
私が先頭ラクダに乗り、一番前にはやる気がなさそうにアソウが紐を引っ張る。
真っ暗な砂の世界を歩くので日が出るまでは写真も撮れない。







30分後、サハラの砂丘に到着。
砂丘に登り、夜のうちに冷たくなった砂の上に座り、太陽が出てくるのを待つ。




ラクダは3頭とも座り込んで休んでいる。
その横にはアソウもまた寝ているのだった。





(続)  

2017年09月12日

サハラ砂漠の時間 ①

モロッコに行ってきた。
北アフリカに位置し、スペインとジブラルタル海峡を挟んで向かい側に位置する。



モロッコは多種多様な自然形態があり、それに対応するように文化や宗教もあり、興味深い国だ。
今までタンザニアやウガンダなどでサファリ中心のアフリカ旅行をしていた私には新鮮だった。

カサブランカ、マラケシュとモロッコの大都市に滞在したあと、アトラス山脈を越えてサハラ砂漠に向かった。
アトラス山脈越えはカーブの続く道路。
山といっても緑の少ない岩山を四方に見ながら進む。




アイトベンハドゥに1泊し、さらにサハラ砂漠に向かって出発する。
サハラ砂漠までの道のりは遠い・・・
モロッコは広いface08
それでもサハラには確実に近づいているようだ。


風に砂が舞っていて、砂漠の町に近づいてる感がある。
目指すは砂漠の入り口、メルズーガ。





途中でワゴン車から4WDに乗り換える。
道なき道を走るのでワゴン車ではいけない。
ようやくはるか向こうにサハラ砂漠の砂地帯が見える。





こんなところにいったい宿があるのか!?
メルズーガはどこなんだ!?

さらに道なき道を走り、よくやく砂の色と一体化した町があらわれる。
その手前が我々の宿。




フロントに入ると暖房が入っているのか?と思う熱気。
昼間の暑さが取れないらしい。

「部屋はまさかこんなんではないよね?これでは寝れないよ。」と思わず尋ねる。
部屋はすでに冷房をかけてるので涼しい。
鍵を開け、中に入ると冷気が体を包み、火照った顔が癒される。
汗ばんで砂っぽい不快指数最高の体を冷たいシャワーでながしたい、ということで早速、シャワーをあびる。





冷水がいい、温水なんていらない・・・・
なのに冷水も温水だ。
たぶん水道管が日中の砂漠の日差しで照らされて、中の水がお湯になってるのだろう。
砂漠の中でお湯でシャワーをあびるface07

この砂漠の宿、お客さんは我々だけらしい。
夕食はチーズナスのタジン料理をいただく。

メルズーガの夜の町を散策してみようと外に出たが、あまりの暗さでおじけづく。
間違ってサハラ砂漠にはいってしまったら戻ってこれなくなる。
Wifiも2Gだし。
それにここには飲み屋なんてあるわけないし(笑)
寝よう。

砂漠の星空を見て、そうそうに床につく。
明日は朝5:30にラクダ使いが迎えにくる。

(続)  

Posted by タカ at 07:45Comments(0)アフリカネタ