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動画作成:向田 隆

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2016年07月05日

台南の友人らがやってきた!最終編

最後の最後の宴会は大阪での焼肉宴会。
泊まりのニューオータニ大阪のまわりには宴会するようなところはなく、
京橋まで行かないといけない。

せっかくだから、日本の普通列車にも乗ってもらおうと体験乗車


大阪城公園前から京橋駅までの1区間を乗車。
回数券を買ってみんなに1枚ずつ配ると
券面に入った1,200円の数字をみて
「1区間なのに1,200円もするのか!?日本は高い!!」と驚く。
いやいや11枚で1,200円。
改札口でもとまどうのが面白い。
台湾の改札口は使用済みの切符も出てくるので、それを取らないと改札を進めない。
日本は使用済みの切符は出てこない。
そこで、切符が出てくるのを待つものだから、改札でどんどん詰まる(笑)
張氏なんか後ろの人がいれた定期券をとってきたし(笑)
習慣の違いは面白いface03

京橋駅をおりて、アーケード街を進み、焼肉店へ






日本酒2升を持ち込ませてもらい(特別にお金を払って)、
怒涛の勢いで乾杯!
店にあるハイボールやら焼酎やらもぐちゃぐちゃに混ざり、
2時間で完全酔っ払いが誕生。

帰りはホテルまで歩いて帰ろうということで、全員で迷子。
これもいい思い出(笑)




乾杯!で始まり
乾杯!で終わった1週間。

ホテルから関西空港まで行くバスの中ではいつになく達成感があった。
肝臓はもういっぱい、いっぱいの状態であったが、本当に楽しかった。

関西空港に到着し、
中華航空のカウンターでチェックインをし、
土産などでものすごく重くなった特大スーツケースを預け、
通訳ガイドのゴウ氏が最後の案内で搭乗口を説明する。

1週間朝から晩までずっと一緒にいた異国の友人らとの別れのときがきた。

1人1人に謝謝といい、握手をし、抱き合い、別れを惜しむ。
なんか涙が出てきそうだった。icon41
仕事をやりきった感動なのかな。




8月にうちの家族4人と父・母・姪っ子を連れて台南に行く、そのときはまた一緒に食事をしましょうね。

(終)

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Posted by タカ at 10:39Comments(0)外国人日本訪問ネタ

2016年07月05日

台南の友人らがやってきた!その⑥

またまた起きない通訳ガイドのゴウ氏をたたきおこし、
朝の5:30にロビーに集合。
本日は早朝より金刀比羅宮(こんぴらさん)参拝だ。
本宮までの785段を上がりお参りする。
夜中に激しく降った雨もやんでいる。ラッキー。

夕べ、深酒したメンバーが続々とロビーに集まってくるが、それほどきつそうではないface08
いつもビールを常温で頼む健康志向の謝さんはなんと今朝、すでに1度こんぴらさんにお参りに行ってきたというface08face08
なんという体力の持ち主。

念のために傘を1人1本渡し、歩いて参拝へ向かう。
人通りはまだポツリポツリ。
商店街もまだ開いてない。







余裕で歩く人。
フーフー言いながら登る人。
途中、小雨が降るが、傘をさすほどでもない。








朝飯前に参拝完了。
こんぴらさんも朝から元気な台湾の方々にビックリしたのでは?

今日は四国から離れ、大阪まで行く。

鳴門のうずしおを見て、
鳴門大橋を通り、
淡路島を抜け、
明石大橋を通り、
最終宿泊地の大阪へ。













いよいよお別れのときが近づいてきた。

(続)

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Posted by タカ at 10:37Comments(0)外国人日本訪問ネタ

2016年07月05日

台南の友人らがやってきた!その⑤

飲みすぎてなかなか布団から抜け出せない通訳ガイドのゴウ氏をたたきおこし、


道後温泉をあとにし、
松山市内の観光をし、
琴平へ向かい、
中野うどん学校に入学をする。

まさか、うどん作りがこんなに大盛り上がりになるとは・・・
浴衣で博多の町を散策するのも大興奮だったが、うどん作りもエキサイティング!face08

うどん学校の先生から挨拶と作り方の指導があり、
通訳ガイドのゴウ氏が通訳をする。
おそらく初めてつくるうどん。
みんな、ワーワー、キャーキャーいいながら作る(笑)
先生の言うこともほぼ聞いていない。










やはり、この盛り上がりは写真では分からないので、是非、動画で見てもらいたい
↓↓



そして、うどんの試食。
自分たちで作った「うどん」ということでなおさら美味い!!
呉さんは相当美味しかったらしく、一気に口へほうばる(笑)
そして、完食!!






この盛り上がりの余韻冷めやまぬまま、
琴平温泉へ

宿に入った頃に雨が降り出す。本当、天気についてる。



そして、今夜も宴会の時間がはじまる。
今夜は畳の間で「和式の宴会」
台湾の方は正座やあぐらをかくのが苦手なので、今までテーブルか掘りごたつを選んできたが、
1日ぐらいは「和式宴会」を味わってもらおうと。
どうしても畳にそのまま座れない人には座椅子を用意。
カラオケも用意し。
最初に注文したドリンクはビール20本と日本酒2升とウィスキー1本。

乾杯!
乾杯!
乾杯!
乾杯!
・・・・・・・・・・・












明朝はこんぴらさんにお参りするので朝5:30集合。
みんな大丈夫かな?と思いながら酒はどんどんすすんだ。

(続)


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Posted by タカ at 10:36Comments(0)外国人日本訪問ネタ

2016年07月04日

台南の友人らがやってきた!その④

福岡での滞在をにぎやかに終えた一行は、別府経由で四国の八幡浜に向かう。
別府では別府名物のとり天を食べる。
とり天発祥の地の東洋軒はさすがに人気店で遠方からも食べに来るらしく、行列が出来ていたが、
2Fを33名分、予約してもらっていたのでスムーズに食べれた。
私も初めてのとり天だったが、ウマイ!!
からしをたっぷりつけ、鼻をツンツンさせながら食べるとまたウマイ!





お腹を満腹にしたあとはフェリー乗り場へ。
ここで今までお世話になった伊都バスとはお別れ・・・



ここでバスが変わるということは、
大量の荷物をもってフェリーに乗らないといけないということ。
ヨドバシカメラで掃除機やら、空気洗浄機やらいろいろ買っているので、荷物が1人で5個なんていう人もいる。
しかもスーツケースは特大で、めちゃくちゃ重い。
しかも、しかも、このフェリーに登るのに階段しかなく、通訳ガイドのゴウ氏と一緒に汗だくになりながら何往復もする。



定刻にフェリーは出発。


荷物の積み下ろし以外は、
2時間45分の船旅は揺れることなく、快適。
ここで体力を回復しておかないといけないface03

八幡浜港に到着すると、八幡浜観光バスがお出迎え、これまた新しい車で乗り心地がいい。
そして、道後温泉へ。

今晩も宴会が始まるのだった。



(続)

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Posted by タカ at 17:43Comments(0)外国人日本訪問ネタ

2016年07月03日

台南の友人らがやってきた!その③

今夜は2次会、3次会と行かないように、
ホテルでの部屋飲みも誘われないように、

用意した新兵器は・・・・
娘のあさひ&るな



娘が来ていたら2次会に行くわけにも行かず、宴会終了後、まっすぐに家に帰れる。
そして、次女は宴会向けなので場を盛り上げてくれる。
まさに一石二鳥face02




3日目の夕食は友人の店のちゃんこ鍋・上潮。
相撲取りだった大将が挨拶をすると大盛り上がり、
この日はみんなハイテンションで乾杯!乾杯!・・・の連続。







そして、次女のるなもお酒をもってまわる・・・






楊さんと謝さんの誕生日だったのでケーキも用意して、みんなで誕生日祝いをし、
乾杯をして終了。





盛り上げ役に徹した次女はタクシーの中でぐったり、
あまりの勢いに圧倒された長女もぐったり、
私は無事、1次会で終了し、久しぶりに早く帰宅。

明日からの四国行きに身体を休めた。

(続)

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Posted by タカ at 16:01Comments(0)外国人日本訪問ネタ

2016年07月02日

台南の友人らがやってきた!その②

2日目の夜はパーティーに参加し、
屋台で2次会をし、
3次会もし、
午前様になり、私はいったんタクシーで帰宅。
時刻は朝2時。
4時起床の私はもうすぐ起きる時間だ。face07





翌日は・・・
体内にアルコールをふんだんに貯めたまま、
ライオンズクラブのインターナショナルパレードに参加をする。
9:30に冷泉公園に集合となっていたので、行ってみると世界各国の方々が集結している。






台湾組の出発はなかなか始まらず・・・・
最終的になんと12時をまわっていたface07






そして、出発!!
「台湾、台湾」という掛け声でパレードを開始する。
台湾組。






どんたくと同じコースを歩く
こんなに世界中の人々が福岡に集結するのも滅多にないことではないだろうか。

天気予報はまたもや雨になっていたが、今回も雨に邪魔されることなく終了。
昼ごはんも食べていなかったので、元祖長浜屋へラーメンを食べに貸切バスで向かう(笑)

そして、元祖長浜屋を一時、貸切状態にしてラーメンを食べる。






そして、意味も分からずに替え肉を注文する人続出・・・face07
「塩辛い」と・・・
そう台南の料理は甘いので、ここのラーメンは特に塩辛く感じたかも。替え肉は特に。

ラーメンが終わり、キャナルシティで散策をし、
またまた、夜の宴会の時間がやってくるのだった。

ただ、この日はあまり飲まないで帰れるように先に手をうっておいたface03

(続)




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Posted by タカ at 14:56Comments(0)外国人日本訪問ネタ

2016年07月02日

台南の友人らがやってきた!その①

6月23日から29日までの1週間、台南の友人らが33名でやってきた。
ライオンズクラブ国際大会が福岡であるので、それにあわせての日本旅行だ。
福岡の町は世界中から集まったライオンズの会員でいっぱいで宿もなかなかとれない。
そして、宿代もここぞとばかりに高騰face04

福岡空港に到着した一行をお連れして、
まずはいつも台湾に行ったら、ご馳走をしてもらっているので、全員を大阪屋のランチで私が招待。
そして、早速、乾杯!乾杯!とはじまる・・・(笑)
これが29日まで続くのかと思うと武者震いが・・。










その夜も当然のように紹興酒、焼酎、ビール・・・で乾杯が続き、2次会まであり酒漬けの初日がはじまる。

翌日は体内のアルコールは分解されていないまま、
トヨタ自動車工場へ。もちろん貸切バスで行っているので飲酒運転ではない。




日本の最新技術を興味深く見ていただき、

昼ごはんには昼時の混雑時に33名で井手ちゃんぽんという荒業をやった。
さすがに井手ちゃんぽん33名は時間がかかったface03
しかし、出てくるちゃんぽんの量にビックリで目で楽しんで、舌で楽しんでもらった。




そのあとは今回の観光の目玉としている着物をきて博多の町を散歩する。

まずは男性陣が着替える。
童心にかえって、ワーワー言って喜ぶ。










そして、次に女性陣が着替える。
今度はキャーキャー言って喜ぶ。
少女に戻ったみたい(笑)









そして千年門の前で男女が合流

















天気予報は雨だったが、さすが私は晴れ男、
なんとか天気がもち、浴衣をきて博多の町をぶらぶら散策が無事終了face02

汗を風呂でながし、後半の大宴会に続くのだった・・・




(続)


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Posted by タカ at 13:20Comments(0)外国人日本訪問ネタ

2016年06月06日

干潟遊び

面白い観光場所はないか・・・とネタ探しに行ってきた。

外国人旅行(インバウンド)のネタはそこらじゅうに転がっている。

子守も兼ねて、ネタ探し。

TVのニュースでは良く見る「ガタリンピック」が6月5日(日)に開催ということで娘ら2人と長女のともだちをつれていざ、鹿島へ。




鹿島は有明海の干潟が広がるところ。
干潟の泥の上でのいろんな競技のガタリンピックは有名だが、

今回、我々はガタリンピックをやっている横で勝手に干潟で遊んだ。

泥遊びなんかしない今の子供たちにとっては新感覚の遊び場所だった様子で、

なかなか海から出てこない。

海!?

そう、ここは海なんです(笑)




まずは恐る恐る泥の中へ足を入れる子供たち。。




子供のことは私に任せて、ビールを飲む妻face04

そして、だんだん泥にもなれて

エスカレートしていく・・・・




こける



顔からいったので目が見えない・・・



タオルをくれーと私に近寄る長女



タオルがないので、着ていたポロシャツを渡す



ポロシャツ死亡icon196



相当、面白かったらしく、

1時間たっても泥海からあがらない・・(笑)





シャワーも完備してるし、

汚い泥でもないし、

風変わりな観光スポットとして

外国の方々にはどうだろう??


  

Posted by タカ at 10:23Comments(0)外国人日本訪問ネタ

2016年04月05日

寺修行体験 後編

お寺での就寝。

久しぶりに9歳の娘と隣同士で寝た。
自宅ではもう別々に寝ている。
相変わらず、長女は寝相が悪い。
深夜2時すぎだろうか?
長女が天井を指差し、「あっ、いた!」という。
「ん?何がいた??」と聞くと、返事はない。ただの寝言のようだface07
お寺やから何か怖い・・・icon196
一応、指差した方を見てみたが、誰もいるはずはなく、隣の部屋からはゴウ氏のゴーゴーといういびきが聞こえるのみ。

私は二度寝が出来ないので、それからずっと朝まで起きているface04
本を読もうにもあかりがないので読めないので、お寺をウロウロし、ipadの電波が入るところを探す。

朝5時に正式に起床。
部屋を強引に明るくして、ゴウ氏とあさひを起こす。
すでに私は起床から4時間。お寺の中の誰よりも早い起床だろう。
半分、寝かけのあさひも冷たい山の水で顔を洗い、朝護摩と座禅の準備をする。



外は雨が降っている。
昨日からの雨が強くなり、傘がないと外にはいけない様子。
傘を副住職にかり、まだ暗い中を本殿がある山の上に上がっていく。



4月に入ったとはいえ、国東半島の山の中の朝はまだ少し肌寒い。
副住職のあとに続き、本殿に入る。

まずは座禅である。
暗い本殿の片隅で3人座禅の準備に入る。
両足ともにふくらはぎの上におく本当の座禅は身体の硬くなった私たちには物理的にムリなので片方の足だけふくらはぎの上にあげる。
これでも身体の硬い私にはきつい。

副住職より「無」になるのは非常に難しいので、呼吸を数えて気持ちを整えてくださいと説明がある。
吸うとき1、2、3、吐くときは1、2、3、4、5、6と倍数える。
姿勢をただして背筋を垂直にする。
目は半眼といい、うっすらと開ける。

開始・・・




本殿の中の朝の張り詰めた空気の中、
奥からゴウ氏、あさひ、私の3人が静かに呼吸を整える。

途中、私は一瞬、「無」になったかと思ったが、意識が遠のき寝ていたようだface04
それにしても、何もしない時間、何も考えない時間というのは難しい。
食べ物のこと、仕事のことなどなど次々に頭に浮かんでくる・・・face07

30分後ぐらいだろうか、副住職が1人1人の前に立ち、棒でパシパシと背中を叩く。
これぞ、座禅だ!
コリをほぐす意味があるらしく、叩かれても痛くはない。



そうやって、我々3人の「無」には到底なれない座禅が終わり、
次は朝のお勤めの「朝護摩」だ。
昨日、一生懸命書いた「写経」をここで焚き上げしてもらう。

火がつくと寒かった本殿が一気に暖かくなり、焚き火感覚でいる私はこれまた俗っぽいんだろう。




ゴウ氏もあさひも炎に照らされながら真剣な表情だ。

朝護摩が終わると、
副住職が中国のお寺と国東半島との関係、宇佐神宮との関係、太宰府との関係などのお話をしてくれた。
なぜ我眉山という名前がこの寺についているのか?などの疑問があったので私は興味深かったが、
中国人のゴウ氏には地名がなかなか理解できずに半分しか分からなかったと言っていた。
※余談だが、この日のあさひの日記には「お坊さんの話はちょっと長すぎる」と書いてあった(笑)

そして、いよいよ、最後の修行、「朝ごはん」。
副住職と4人で食べる朝ごはんはこちらだ。



ごはん、おかずを食べるときは必ずお椀を持つ
すべて感謝の気持ちで残さず食べる
正座で無言で食べる(これは言われなかったが、そういう雰囲気だった)
お茶とたくあん1枚はとっておく

いただきますの言葉をみんなで唱えたあと、食事開始


まずは、1つの皿に小鳥や動物たちに分け与えるごはんをまっさらな箸の状態で入れる。

きちんと正座をし、
もくもくと箸を動かし、
無言で食べる。

あさひはまずは一番苦手な梅干を口に入れる。
無論、食べないといけないのかなどという、迷いはない。

おかゆとおかずを交互に持ち、しーんとした中、食は進む。

しーん。face06
まずは副住職がお茶とたくあん1枚を残し、すべてを食べ終わる。
次に私がお茶とたくあん1枚を残し、食べ終わる。
次にゴウ氏がお茶とたくあん1枚を残し、食べ終わる。

あさひのお膳にはまだ半分以上のお粥とみそ汁とおかずが少しある。
あさひも黙々と無言で食べる。

あさひが食べ終わる間は、3人は正座をして動かない。
無言でじっとしているのが作法のようだ。

ゴウ氏がこちらをちらっと見る。
そして、モゾモゾしている。
足が痺れているのか、だけど我慢せいと目で合図をする。

ゴウ氏はまだモゾモゾ。
あさひはモクモクと食べる。


ゴウ氏はモゾモゾ。
あさひはモクモク。


ゴウ氏はモゾモゾモゾモゾ・・・・・・


モゾモゾモゾモゾモゾモゾ・・・・・・



ゴウ氏「すみません、トイレ行っていいですか?」icon41



face07
副住職face04「はい、どうぞ」
あさひ、もくもくと無言で食べる。



そして、ようやくあさひもお茶とたくあんを1枚残した状態で食べ終わる。face02

副住職「はい、では、それぞれのお椀にお茶を均等に注いでください」
お茶をそれぞれのお椀に均等に注ぐ。

副住職「ごはんのお椀から順番にたくあんできれいにお椀を洗っていってください」
たくあんでお椀を洗う。

副住職「洗いましたら、お茶を全部、みそ汁のお椀に集めてください」
集める。

副住職「集めましたら、そのお茶を飲んで下さい。それで終わりです。」
face08face08face08
驚いたが、3人とも何も言わずに言われたとおり飲み干す。

そして、ご馳走様の言葉を唱えて、朝ごはんは終わり。




副住職「あさひちゃんは偉かったですね、小学生の合宿なんかのときは今の最後のお茶が飲めずにオエーッとえづいたりする子が多いんです。これは決して残飯ではありません。昔、洗剤などがなかったとき、自分のお椀は自分で管理するというときの名残なのです。」
と、あさひは褒められる。

それに対して、
副住職の心の声(私の想像)「トイレにたつ人は初めてみたface07
とゴウ氏は・・・・・

作法にのっとった朝食も終わり、
部屋を片付け、副住職にお別れの挨拶をして下山。

雨も小降りになっている。

終わった~

車に乗ったあさひはすぐに隠して持っていっていた煩悩セットのドーナツを食べていた。


(終)  

Posted by タカ at 14:58Comments(0)外国人日本訪問ネタ

2016年04月05日

寺修行体験 中編

写経を終えた我々はお腹が空いていた・・face04

しばらく自分たちの部屋で待機し、18:30から夕食の用意されている部屋に向かった。
今回、夕食はゆっくりと我々3人だけで食べていいということ。
朝食は副住職による食の作法の指導の下で食べるらしい。

夕食はもちろん精進料理。
ウィキペディアで検索すると、細かい内容が出てくるが、
すごい簡単に言うと肉類を使わない野菜だけの料理みたいなものだ。
今回、出していただいた精進料理はこちら。



私にはとても美味しそうに見えるが、9歳のあさひの苦手なものがいくつかあるなとも思った。
あさひはきのこ類、オクラ、白和え、梅干が苦手。
梅干以外、全部あった。

住職が最初の入山式で話をされた「出されたものは感謝の気持ちで全部食べる」というのを再度、確認をする。


いただきます。
天ぷら、味噌汁はあったかい状態で持ってきていただき、ごはんも多めだったので嬉しい。
実は足りなかったらいけないと思って、こっそりかばんの中に、ドーナツとチーズかまぼこの煩悩セットを隠し持ってきていたface07
あさひが「そんなの持っていったら、ダメだよ、お坊さんに失礼よ!」という中、
夜中にお腹が空いたら困るから・・という俗っぽい理由で持ってきたものだ。

精進料理もこれだけの量があれば煩悩セットも不要だ。

ゴウ氏も精進料理を気に入ったらしく、「うめえっすね」と嬉しそう。face02
彼はどこで日本語を習ったのか、必ず語尾に「っす」を付ける。
左を見るとあさひも苦手なものからどんどん食べていっている。
彼女は好きなものは最後にとっておき、苦手なものから克服するタイプ。

そして、あさひは残すところ、ごはんといも天のみ。
ごちそうさまでした。
黙って正座をして気持ちを込めて食べる機会などこういうところにこないとないだろう。

食後はお風呂に入らせてもらったり、
住職と住職の奥様といろんなお話をしたりする。

住職の奥様は中国によく行かれるらしく、私たちが名刺を渡すと、
「福岡の漫遊って・・・??ホームページでみたことがある、こんな会社があるんだ~と思ってた」
となんと国東半島に弊社の名前を知ってくれてる方がいた。face08

奥様は最澄さんのこと、円仁さんのことを話してくれたり、シルクロードのこと、中国旅行のことを話してくれた・・・
中国旅行であれば私もかなり行っているので、話が弾む。

私が今まで行った中国の都市は・・
北京、上海、チチハル、ハルピン、長春、瀋陽、郭家店、洮南、四平、図門、延吉、吉林、長白山、丹東、大連、青島、煙台、イボウ、天津、フフホト、蘭州、西安、敦煌、トルファン、ウルムチ、和田、西寧、鄭州、少林寺、洛陽、ラサ、南京、武漢、無錫、昆山、蘇州、黄山、張家界、重慶、成都、九賽溝、杭州、紹興、アモイ、泉州、長沙、シンセン、広州、東莞、昆明、石林、海南島、我眉山、黄山、楽山・・・
たくさん行っているので中国のことだけでも相当話が弾む。
しかもゴウ氏は開封出身の中国人。

そういうことで夜の9時まで話がふくらんでいたが、あさひが眠そうになったのをきっかけにお開きにする。
自分の部屋に戻り、布団を自分たちでひいて、就寝。

お寺での夜は終わりをつげようとしていた・・・・




ちょうどその頃、


福岡の我が家では・・・・・



事件が起こっていたface04





今回の修行体験はムリだろうとして
置いていかれた6歳の次女のルナが、
「お姉ちゃんに会いたい!お姉ちゃんに会いたい!」といって泣き叫んでいたらしい。icon41
置いていかれた悔しさもあるのか・・・



①お姉ちゃんのパジャマを出して、「お姉ちゃん~、会いたいよ~」と泣き叫ぶicon41





②泣いていて、声が出ずにメモ紙で、要望を渡す ⇒ 我々のお寺は圏外のため、電話が通じないicon41





③すると、急に絵を書き出すface04





④ガムテープでパジャマにはり、お姉ちゃん人形として横で寝る。face02





⑤やっぱりお姉ちゃんに似てない・・・とダダをこねるface07





⑥そして、翌日・・・窓を眺め、お姉ちゃ~~んとボーーッとしている




その頃、お姉ちゃんはお寺でグースカ、グースカ寝ているのだった(笑)


続く・・・  

Posted by タカ at 08:52Comments(0)外国人日本訪問ネタ