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動画作成:向田 隆

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2017年03月23日

南極土産はこれだ!?

南極にはもちろん土産屋がない。
人工の建物がない大自然の世界なので、そりゃそうだface03

だから南極クルーズ旅行に参加した人は下のいづれかの場所で土産を買う。

1つは南極クルーズの出発地点のウスワイア。
1つは南極クルーズの船内。
1つは南極半島のポートロックロイのイギリス最初の基地


その中でもおすすめの怪しいお土産がこれだ!




南極の雪と南極の空気face08

これらは船の中のショップで販売されていた。
南極の雪 1袋 12U$(=1,440円)  
南極の空気 1瓶 15U$(=1,800円)

高い・・・・icon196

南極の空気なんて、中身は本当は違うだろ!と思いながらも、
南極の空気を自分で入れればいいんだと思い、ついつい購入。face07

南極の雪もついつい購入。face07

南極の真っただ中、船の8F(外)に出て、念のために南極の空気を取り入れる。




帰国し、長女にお土産で渡す。

「絶対、開けるなよ!開けたらもう価値がないからな!」

とくどくど注意。

長女は微妙な顔で受け取り、「これだけ?」と問う。

「・・・・・・・・これだけ・・・・・・・あっ、あとね、・・・・関西空港で赤福を買ってきたよ。」



翌日、南極の空気の入った瓶は無造作に長女の机に置かれていたface04
  

Posted by タカ at 15:38Comments(0)南極ネタ

2017年03月19日

南極漫遊記 最終編

南極クルーズの旅はその後も続く。
南極半島にあるアルゼンチンの基地に上陸したり、
昔の捕鯨基地の残骸がある陸地に上陸したり、
ものすごい強風で船が傾きながら進んだり、
大きなスキー場のようなペンギンのルッカリーに上陸したり・・・
どれも非日常的な経験ばかりで楽しんだ。










ある夜は船でのイベントで屋外バーベキュー大会があった。
南極海の上のディナーで、船上の外のデッキ。
寒空のもとのパーティー。
ホットワインがふるまわれるが、すぐにアイスワインになっていくicon04
美味しい肉がビーフ、ラム、ポークと焼かれるicon57
確かに美味しいが、急いで食べないと冷えて固くなるicon04
10分ほどで体の芯から冷えてきて、がたがた震えながら部屋に戻って終了face08
いやいや、これを企画した人って最高。
いいな~こういう企画。
大好き。
やはり旅は思い出に残らないと・・・







もう1つの船のイベントも最高だった。
南極の海に飛び込もう!

南極最終日の夜、19:00(南極ではまだ明るい)。
船内放送がかかる。
「南極の海に飛び込みたい人は、水着に着替えてバスローブをはおって3Fに集合、バスタオルは用意します」




出発前からこのイベントはあると聞いていたので、もちろん水着は持参。
すぐに着替えて、3Fにいくと、世界中の物好きな人々が集まっている。
世界の物好きな老若男女。
70歳ぐらいのおばあちゃんもいるface08




特に健康診断とかもない。
問診もない。
承諾書にサインとかもない。
説明もほぼない。
あるのはスタッフたちの頑張って~という陽気な笑顔face02

すべて自己責任だface02

順番が来たら、
バスローブをとり、
水着になり、
南極の海に続く階段を降りていく。
その寒いこと、寒いこと。

奥歯ががたがた言いだし、周りをみる余裕もなくなる(笑)
裸足なので鉄の階段が冷たくて、冷たくて、1か所に立ち止まれなく足踏みをする(笑)




そして、スタッフから命綱を腰に巻かれ、

「さあ、飛び込みなさい」と南極の冷たい、深い海を指さされる。










南極の冷たく深い海の中にぶくぶくと自分が沈んでいく。
上に行かなくちゃ~と顔を出そうとする。
命綱が引っ張られる。





ぷはーーーーっ!
上がると南極の寒気が濡れた体をさらに冷やしていくicon04





タオルをスタッフからもらい、慌てて部屋に駆け戻り、お湯のシャワーを浴びる。
ホッとすると同時に後悔の念が・・・face04

日本人だったら赤フンを用意するべきだった・・・face07


来年も南極ツアーはきっと集める。
そのときは赤フンでこの地に帰ってこようと誓った。icon100

(完)

2018年の南極ツアーのお問い合わせは旅の漫遊までどうぞ。

  

Posted by タカ at 16:39Comments(1)南極ネタ

2017年03月19日

南極漫遊記⑤

南極クルーズの楽しみは「上陸」することもあるが、ゾディアックボートで「南極の海をクルーズ」することも大きな楽しみ。
ペンギン島をあとにした私たちは11名乗りのゾディアックボートでオーシャンダイヤモンド号から離れ、クルーズに行った。
ゾディアックボートは硬いゴム製の頑丈なボート、我々はゴムボートの縁に順番に腰掛ける。
縁にはぐるりと一周まわったロープが固定されており、安全のためにボートが動いている間はそれを握っている。
リュックサックなどの荷物を持ってきた場合は背中に担がないで自分の目の前に置くのが決まりだ。

ゾディアックボートが動き出す。
スピードをあげると南極の冷たい風を切って進むので、だんだんと寒くなる。
それでも思ったよりは寒くないと正直、感じた。
手袋は2枚してくれと言われていたが、わたしはipadでの撮影のため、何もしなかったけど問題なかった。
南極は1日に四季があると言われるぐらい天候の変化が激しいので、念のために一番寒くなった時の準備をして下船するのがベストであろうが。




ゾディアックボートから見る氷山は海面から近いこともあるし、無防備だということもあり、大迫力。
迫り来る雪山の白い景色。
美しい空の青と氷山の白のコントラスト。
ときおり氷山の崩れる音が聞こえる。
ボートのそばには美しい流氷。
その流氷がささやくようにだす、パチパチという小さな音。
どこを見渡しても自然、自然、自然。
どこも大自然。














福岡ー大阪ードバイーブエノスアイレスーウスワイア、そしてドレイク海峡を渡ってはるばる何日もかけてきた甲斐のある素晴らしい絶景だ。

ネイチャーガイドに流氷をオーシャンダイヤモンド号に持って帰っていいかと尋ねたら、「もちろん」とのこと。
今回1つやりたかったことの1つ「南極の氷で黒霧島のロックを作って飲む」がやれる!
南極の海に手を突っ込み、ロックにふさわしそうな氷をゾディアックボートにひきあげる。
気温が低いので簡単には溶けないからいい。











そして、オーシャンダイヤモンド号へ戻る。宿へ戻るような感覚だ。

着替えをして、すぐに流氷をバーへ持っていく。
アイスピックで砕いてくれとバーテンダーに頼む。
「オフコース」と喜んでしてくれるが、これから毎日、私が流氷を持ち込むとはこのときはこのバーテンダーも思っていない。

部屋に戻り、流氷の氷をいれたカップに黒霧島を注ぐ。
パチパチと音がして、喉がなる。指でぐるぐるかき混ぜ、一気に飲み干す。
ウマイ!

2杯、3杯、4杯、5杯・・・と贅沢な焼酎がすすむ。
最高の夜になった。







(続)


  

Posted by タカ at 09:35Comments(0)南極ネタ

2017年03月19日

南極漫遊記④

「1時の位置に綺麗な氷山が見えます」と船内放送がかかった。
これが我々が今回遭遇した第一氷山であり、いよいよ南極に入った。
外に出るときには支給された黄色のパーカーを着ないととてもじゃないが寒い。




これをかわきりに大中小の氷山やら雪山やらが見え出し、ドレイク海峡の何も見えない景色に飽きていた我々は慌てて写真を撮りだす。
また、クジラが出現したりすると、きちんと船内放送で何時の位置にクジラがいると教えてくれる。
このように船を時計の中心とし、進む方向を12時として何時の方向に●●がいると船内放送がかかる。




午後からいよいよ上陸するという。
上陸はクルーズ船のままは陸に横付けできいないので、ゾディアックボードに乗り換えて上陸する。
ゾディアックボートに乗る際に一度に行くと余計に時間がとられるので、2つのグループに分けて前半と後半に分ける。
グループ名はジェントーとチンストラップ。どちらもペンギンの名前だ。
ゾディアックボートには1度に11名乗ることができ、乗り方、降り方、相手の手の持ち方、荷物の置く場所などが決まっている。
このゾディアックボートで南極の海を見て回ったり、上陸したりするのだ。

最初の上陸地はサウス・シェットランド島にあるペンギン島
ペンギン島が見えた時点から風向きによってはものすごいペンギン臭がする。
動物園でもペンギンの檻の前は臭いと思うが、その濃厚な臭いが風向きによってはやってくる。
それもそのはずでここには何万羽というペンギンが生息する。






上陸の準備をする。
ズボンの上にゴアテックスのズボンを重ね、長靴を履き、上も寒くないように重ね着をし、上から支給された黄色いパーカーを着る。
首にはネックウォーマー、毛糸の帽子、サングラス、手袋を薄いのと厚いのと2枚。
そして、最後に救命道具を上から付ける。
完成!
最初の南極上陸は「寒いだろう」ということで万全の態勢で準備をした。
そして、4Fのラウンジに集まる。
暑いicon197
厚着をしているので室内では暑すぎる。




そして、靴の裏を消毒し、階段をおり、ゾディアックボートへ。
外の冷たい空気が心地よい。
ゾディアックボートの乗り方は最初の説明会で説明があった通りだ。




11名乗ったゾディアックボートはネイチャーガイドとともに南極の海へ。
ほどなくペンギン島に着く。
きちんとした波止場などないので海に足を突っ込み、下船する。
脛のあたりまで海水が来るが、ゴアテックスのズボンが長靴の上を覆っているので、中に海水は入らない。


上陸をするといきなりアザラシたちの出迎え。
ネイチャーガイドが距離を取るように注意をし、アザラシが進む方向をあけるように指示がある。
あとは1時間ほど自由行動。








天気がよく、気温1度程度であろう、厚着しすぎてかえって汗をかく。
この島には人工的なものは何もない、ここはペンギンとアザラシの楽園だ。
ネイチャーガイドの誘導で奥に進んでいくとペンギンたちのルッカリー(集団営巣地)がある。
ここにいたのはチンストラップペンギンだ。
両羽を後ろに保ったままのヨチヨチ歩きが何とも言えず可愛らしい。
1羽1羽を目で追うと途中でこけたり、アザラシに吠えられて逃げたり、小さなドラマがあり、笑える。
また、寝ているゾウアザラシもいた。5m近くなるものもおり、迫力満点だ。

十分、ペンギン観察を堪能したあとは、ゾディアックボートに乗り、氷山や流氷を見に行った。





(続)


  

Posted by タカ at 09:20Comments(0)南極ネタ

2017年03月18日

南極漫遊記③

私はめっぽう時差に弱い。
今回の南極クルーズの船内の時間は日本時間マイナス12時間。
アルゼンチンの時間と同じ時間だ。
簡単にいうと午前と午後が日本とは逆になっている。

深夜の1時、2時にこのクルーズの間、毎日起きることになる。
そして、同室のお客様を起こさないようにそっとipadと老眼鏡と数冊の本を持って、メインラウンジに行く。
朝の5時まで、そのメインラウンジで読書をして過ごす。






魔のドレイク海峡もちーーーーっとも揺れなかったため、船酔いもせず、本を読んで過ごした。

5時を過ぎると、そっと部屋に戻り、
短パンとTシャツに着替えて、ジムへ向かう。
運動不足になりがちな船の旅にはやはりジムは絶対不可欠だ。
ランニングマシーンがないので、自転車こぎマシーンを40分程度。
そのあと、適当に筋トレ。
朝6時を過ぎると筋肉隆々の外人たちがやってきて、ブハーっと息を吐きながら本格的なことをやりだすので
筋肉粒々の私はその前に終わらせる。




ドレイク海峡を横断中である。
まわりには島影もない。
南極に近づいてきているためにだんだんと寒くなってきている。

朝食は朝7時30分からだ。
(後日談だが、10日間のクルーズで200名中一番に会場入りするのを私は欠かすことはなかった。)
ホテルの朝食会場のようにいろんなものがある。
卵、ソーセージ、ベーコン、変なそば、変なウドン、フルーツ、お粥・・・・・・
持ってきた調味料(味ぽん、しょうゆ、唐辛子、焼き肉のたれ、マヨネーズ)も活用し、朝食ライフを充実させる。







まだまだドレイク海峡を横断中だ。
この海峡は1000kmもあり、2日もかかる。
ただ、評判倒れで全く揺れなくicon10、少し物足りない。




昼間はペンギンの生態や南極の地形などのまじめなセミナーがあっている。
これは自由参加。
出なければ部屋でのんびりしててもいいし、4Fのコーヒーラウンジでコーヒー飲みながら本読んでてもいい。
図書館に行ってくつろいでもいい(ただし、日本語の本は数冊のみ)



※4Fのコーヒーラウンジ&バー



※図書館

Wifiは4Fのフロントで買えば、高いが繋がる。
Lineも出来る。
私はあえて脱インターネットを楽しんだが・・・

午後より、南極上陸のための長靴が支給された。こちらはレンタルのみ。
いよいよ明日は南極に到着する。

(続)


  

Posted by タカ at 14:30Comments(0)南極ネタ