ピナツボ火山に登る 前編

タカ

2017年05月19日 15:11

20世紀最大の噴火をおこしたピナツボ火山。
前々からこのピナツボ火山には登ってみたいと思っていたが、ようやく実現した。

ピナツボ火山はマニラの北西95kmに位置する。
1991年の6月に大噴火を起こし、噴火前は1745mもあった山が噴火後は1486mになっているので、
どれだけ大きな噴火だったかわかる。

※写真はウィキペディアより



我々が行ったのはホーリーウィークだったので、なかなかピナツボ火山までいくジープが確保できない。
フィリピン観光省の方から助けてもらって、前日夕方にやっと予約ができる。

当日、クラークに泊まっていた我々は朝4:30に出発。
今回のメンバーは弁護士のS氏、不動産視察で参加のM氏と私。
待ち合わせのCapas Junctionのマクドナルドには朝5:00に到着し、
登山ガイドとの待ち合わせの5:30までは朝マックで腹ごしらえをしたり、昼飯にするパンなどをコンビニで買ったりする。

それから登山ガイドとともにジープの発着所まで進む。Junctionからは約40分程度であろうか。
ジープのパーキングエリアで、しばらく待たされ、40歳以上のM氏と私は健康検査として、血圧の検査を受ける。
ただ、形だけやっているような感じで特にこれによりどうのこうのっていうのは無さそうだ。








IDカードも携帯するようにということだったので、パスポートを携帯してきたが、特に出すことはなかった。
ただ、フィリピン空軍基地を通るのでいつ提示を求められるか分からないので持って行かないといけないようだ。

運転席のうしろに縦に2人ずつ座れる荷台のある古いジープに乗り込む。
運転手の横には登山ガイド。
荷台には我々3人とガイドの補助。
※あとから分かっただが、このガイドの補助は我々がコンビニで買ったパンやら水やらチョコレートなどを運んでくれるありがたい存在。

ジープで舗装されている道を走ったのはあっという間で、とたんにアドベンチャー道路に変わる。
舗装はされてない、火山灰の大地。
時折、川が流れているが、お構いなしに横切り、
アップダウンも激しいので上下に、左右に揺れながら走る。
濛々と砂煙をあげ、
家畜の牛の群れの間を抜け、
ジープは
ピナツボ火山のふもとにむけて走る。





周りは火山らしく灰色の山山。

楽しい
冒険っぽくてすごく楽しい

3人とも大興奮。
そしてピナツボ~、ピナツボ~と叫ぶM氏。
変な日本人だととまどう登山ガイド。
もしかしたら、M氏は昨日の酒がまだ残っているのかもしれない・・・

四駆ジープはひたすら走り・・・
1時間ほど走っただろうか、アイタ族の子供たちが物を売っているところで休憩。
アイタ族はフィリピンに2万年前に来た先住民ということで、浅黒い肌と天然パーマが特徴で背が低い。
愛想のいい民族で、ニコニコして手を振ってくる。








それからもまた川を横切ったりしながら30分程度走り、もう四駆ジープでもいよいよ行けないよというところでストップ。

ここからはいよいよ自分の足で歩いていく

ピナツボ登山の開始だ。(続)

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