キナバル山4095mに登る<山小屋編>

タカ

2017年06月23日 17:01

標高3300m弱のところにある山小屋に到着した。
清潔な山小屋で安心。
フロントで首から下げたビジターカードを見せると、割り当てられた部屋の鍵を渡される。

客室はすべて2F。階段がこたえる・・。






ドミトリーの8名部屋。部屋もまた清潔だ。
部屋の中には2段ベットが4つあり、上下×4=8名だ。
我々が到着した時にはもう2段ベットは1つしかなく、場所も選べずそこに荷物を置く。




上に上がるのはもう嫌だったので、何も聞かずに私は下を選ぶ。
登山靴を脱ぎ、汗臭いTシャツを脱ぎ、シャワーをあびる。
お湯は出ないが、どうでもいい。とにかくさっぱりしたい。

しばらくベットに座り休憩をし、それほどお腹がすいていないが、1Fのレストランに行く。
焼きそば、焼き飯、チキン、サラダ、スープなどなどビュッフェでたくさんある。
味は普通だが、山小屋での食事では上出来だ。








このレストランは到着時の夕方、深夜2時の出発前、頂上から帰ってきてからの朝、この3回食事が出る。
また、ここには水やジュース・ビールなども売られている。
ビールをぐびぐび飲みたい気分だったが、疲れと高山で体調を崩してはいけないのでやめた。

売店ではヘッドランプが25MD=約650円でレンタルできたので、念のために借りた。
これから深夜2時15分に山頂に向かって登りだすが、私の日本から持ってきたヘッドランプではあまりにも頼りなさ過ぎたからだ。
そのほかに寝袋や上着のレンタルもあった。

夜7時前には明日早朝(真夜中)の登山に向けてみんな就寝に入る。
ただ、疲れからなのか私は寝れず、ずっと本を読んだり、ipadをいじったりして一睡もせずに過ごした。

そしてあっという間に深夜2時。
疲れはまったく取れていない。
夜中にザーザー降りの雨はあがった。

頭に毛糸の帽子、防寒具の上に雨具、手袋という昨日までとはまったく違う恰好での準備。
3300m→4095mの登山が真っ暗闇の中ではじまった。





(続)

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