ギアナ高地とちゅげき隊①

タカ

2013年10月29日 08:14

【この記事はフィクションです。登場人物も架空の人です、クレームをつけないでください(笑)】

1月21日。成田空港、時刻は朝の9:00。
私は5人の男たちを待っていた。

今日から南米ベネズエラにあるギアナ高地に出発するためだ。

待ち合わせ時刻の5分前に東京在住、ラーメン中毒患者の向口たけしがカウボーイ風姿でやってきた。彼はトレードマークの白メガネをいつもかけているので遠くからでもすぐ分かる。
次に時間ぎりぎりに福岡から国内線で乗り継いできた3人がやってきた。
昔、ヤンキー、今、ヤンキー風親父の米本トシヤこと米G


※写真はイメージ

巨漢でひげ面の今林教授は中途半端な半ズボンにピンクの半そでTシャツ。
Tシャツからはみ出た太い腕にブツブツと鳥肌がたっているのが分かる。
彼は赤道直下の国に行くので暑いだろうと思い、こんな格好をしてきたのだろう。日本は冬なのに(笑)。


※写真はイメージ

そして、もう1人。旅行ということで異様なハイテンションで向こうから手を振るカメラマンの竹G
米G同様、この隊の中ではひときわ年寄りなので「じいさん」の敬称「G」でみんなに呼ばれる。

「おはよう!」と皆、これからの秘境ギアナ高地の旅にワクワクしている様子である。

もう1人来ていない。
時計の針は集合時間を15分まわっている。

しばらくすると・・・
1人スーツ姿で向こうから手を振っているものがいる。
今回、唯一のサラリーマンの参加者、平島和也氏だ。熊本の馬刺し屋の営業マン。
会社には東京に入り、東北、北海道と10日間営業をしてくると言ってあるらしい。だからスーツなのか・・。
彼曰く、会社からの連絡は携帯電話に入るから大丈夫だと言う。
彼にはギアナ高地の上は電波が届かず、携帯が繋がらないことは言っていない。
電気がないということで想像できるだろうが。

6人全員集合。
私も含め、彼らは地球を旅することを愛する「地球とちゅげき隊」のメンバーだ。

アメリカン航空のカウンターで搭乗手続きをする。
成田からはダラス、マイアミ経由でベネズエラの首都カラカスまで行く。
成田からダラスまでが約11時間、ダラスからマイアミが約2時間30分、マイアミからカラカスが約3時間、
乗り継ぎを入れると1日がかるの移動になる。
アメリカン航空はワンワールドの加盟航空会社。JALカードのあるものはマイレージの登録をする。

巨漢ひげもじゃの今林教授が登場手続きでコンピューターとにらめっこをしている研修中の女性に何やら話をしている。
「通路側にして、機内食が早く配られる座席にしてほしいんだけど・・」
機内食が早く出てくる席、こんな要望はこの人だけだろう。
今林教授曰く、昔の話・・「チキンorポーク」でポークはカツ丼だったので、それを楽しみに今か今かと後ろから前に来ている機内食サービスを待っていたことがあるらしい。何度も短い首を動かし、振り返り、あと少し、あと少し・・・
「ポーク」と言う準備をしていた。
ところが、今林教授のところまで来ると「お客様すみません、ポークが無くなりましたので、チキンで失礼します」

そのとき以来、今林教授は前から機内食が運ばれるのか?後ろからなのか?気にするようになったらしい。

そして出国検査を終わらせ、待合室へ。

米Gはヤンキー風親父なのでタバコが欠かせない。しばらく吸えないので出発まで喫煙ルームで過ごすという。
白メガネ氏はラーメンをすすり、今林教授はカレーライスとカツ定食を食べ、平島和也氏は熊本の行きつけのキャバ嬢に化粧品を買うために免税店をウロウロ、カメラマンの竹Gは早くも疲れがきたのかシルバーシートでうたた寝。
みんなそれぞれ出発までの時間を過ごす。

12:00定刻通り、飛行機は出発。

座席前にはプライベートTVが付いている。こういうときは映画のチェックは欠かせない。新しい映画もあり、長時間のフライトのお供になる。
いよいよ長い飛行機の旅と秘境ギアナ高地の旅が始まった。

一日後には南米ベネズアラだ!



続く・・・もしくは続けるな!と言われるかも(笑)


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