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動画作成:向田 隆

2017年06月23日

キナバル山4095mに登る③

シンガポールの大学生らについていき、最初からペースを乱した我々。
男子学生は全員、筋骨隆々のスポーツマン。
とにかくハイペースだった。
ガイドにも「ゆっくり、ゆっくり」と言われてるにも関わらず・・・
それに付いていってしまった。

キナバル山4095mに登る③



最初のシェルターでハーハーいいながら、息を整え、考え方を改め、ゆっくり登ることにする。
フリーマンO氏は水分補給のため、早速弁当のりんごを食べる。
私は差し歯が抜けそうなのでりんごは丸かじりはできないface07

0.5kmごとにある看板。
たった500mが長く感じる。
登っている人は若い人が多い。アジア各国だけでなく、欧米からもやってきている。
日本人には登っている最中にはあわなかった。

キナバル山4095mに登る③


キナバル山4095mに登る③



ときおり山小屋で使う食料や、新しい山小屋を建てるための建築材料を運ぶポーターが登ってくる。
ただ登るのでさえきついのに、ものすごい重い荷物を持ってハーハーいいながら登る。
ガイドに聞いたら、1kg=5MR(=約130円)がポーターの給与ということ。
建築材料には壁があったり、鉄骨などがある。
鉄骨は33kgもあるようだ。ということはこれを運んで5,000円いかないのか・・・と計算をする。
ポーターが荷物を運ぶのは1日がかかりである。
とても私には出来ない仕事だ。

そんなポーターに追い抜かれながら、
7kg未満のリュックをかついだ我々は1歩1歩登る。

2km通過、3km通過。
本当に平地並みに歩けないface07
宝満山の百段ガンギがずーーーーーーーーっと続く感じ。
シェルターがあるたびにリュックをおろし、水やチョコを口に入れる。
4km地点のシェルターで昼食と言っていたので、まずはそこまで頑張ろうと思い、足をすすめる。
昼食場所では配られたランチを食べ、長めの休養をとり、少し体力を回復させる。
この時点で足はパンパン。
そして標高は3000m近くなってきている。

最初にスピードを競うように登ったシンガポール人の男子学生が横たわっている。
どうやら高山病のようだ。
やはり、最初のハイペースに無理がたたったようだ。
筋肉隆々の彼らでさえ、こうなのだ。

私も3000m近くなり、頭痛を感じたが、ペースをよりダウンし、ゆっくり呼吸をし何とか歩く。
植物も低層になり、見通しもよくなり、明日登る岩肌部分が見える。
あれが3300mから4095mなのか!と今の体力を考えると気が遠くなる。

フリーマンO氏が聞かなきゃいいのにガイドに聞く。
「今日と明日はどちらがきついのか?」
ガイド
「明日だ」

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キナバル山4095mに登る③


キナバル山4095mに登る③



山小屋到着。
「9:30に出て、16:30に到着。今日はいいですが、明日は時間制限があります。頑張ってください」と無慈悲なベル。

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俺たち、明日大丈夫かな?とハイキングレベルの登山しかしたことのなかった2人は落ち込むのだった。face07

(続)




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