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動画作成:向田 隆

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2014年09月02日

セレンゲティでキャンプをする

現在、タンザニアと1月から3月のツアーについて打ち合わせ中。


もちろん今まで通り、高級ロッジ・セレナのツアーもやっていくが・・・・


キャンプツアーをやりたい!


とタンザニアの現地と話しをすすめている。


今回のキャンプはセレンゲティ国立公園でやる。


野生の王国のど真ん中であるが、それはセレンゲティ・セレナなどのロッジもいっしょ。
安全対策はきちんとしてある。


タンザニアからの提案のキャンプ場はめちゃくちゃ素敵だface02


テントに中に入れば、ホテルと変わらない、この素敵なキャンプ。






















野生動物の宝庫のセレンゲティでこんなキャンプだったら一生の思い出になるのでは?





日本の冬季(1月から3月)に計画中です。
ご興味がある方はメールなどでどうぞ!
行程ができたら送ります。


  

2013年12月14日

タンザニアとちゅげき隊⑦

【この物語はフィクションであり、登場人物もすべて架空の人物であります。似たような方がおられようと、クレームなしでお願いします。】
マサイの村を出て、セレンゲティ国立公園へと向かった。
セレンゲティのゲートまで行く間にはよくキリンの群れに遭遇する。
日本の動物園ではいても2-3頭であろうからキリンの群れには圧倒される。

今林教授が短い首を長くしてキリンが現れるのを待っているとはやくもキリンが二頭現れた。



マニュエラでは遠くにキリンを確認できたが、近くで見るのは今回、初めてになるので車内が興奮につつまれる。

じゃり道を砂煙をあげながら先に進むとここからセレンゲティ国立公園という看板がある。ゲートはあと少し先だ。



セレンゲティ国立公園というのは四国と同じくらいの広さである。
だからセレンゲティのどこに行くかによって所要時間もずいぶん違う。

ゲートに到着。サファリドライバーのエリアブが国立公園入場の手続きをしてくる。
ここではンゴロンゴロを出る手続きとセレンゲティに入る手続きがある。
国立公園は何時に入ったら何時までに出なくてはいけないという決まりがある、時間により入場料が違うからだ。

私たちはエリアブが手続きをしている間、事務所の裏手の丘の上に登り、セレンゲティの広大さを体感する。
セレンゲティとは果てしなく広がる草原を意味する。



下でコーヒーでも飲んで休憩しようということで売店に隣接するコーヒーショップでみんなコーヒーを買う。
白メガネ氏だけは売店でキリマンジャロビールを買い、それをグビグビ飲む。

奈美平が「ワ~、なに、これ~!」と驚きの声をあげる。face08



アフリカハゲコウだ。
そう、このあたりには日本でのカラスのようにアフリカハゲコウがこういう人が集まる場所にいるのでビックリする。
ゴミなどを漁っているのだ。

このアフリカハゲコウもサバンナで見るとかっこよくも見えるのに、ゴミを漁っているところをみると幻滅する。
馬刺し屋の平島和也氏も菅乃屋で見るとかっこよく見えるのに、飲み屋で見ると幻滅するのと似ている・・face07

同じハゲコウ科のカメラマンの竹Gの「さあ、行きますか」という掛け声でサファリカーに乗る。
現在、11時30分。

これから今日宿泊のロッジのセレンゲティ・セレナまでサファリしながら行って13時過ぎに着くようにしましょうと提案をする。
そして、ランチはロッジの中で食べて、そのあとの午後はロッジ内でゆっくりしましょう・・と。


セレンゲティはめちゃくちゃ広い、だから動物も拡散される・・・
動物がまったく出てこないエリアももちろんある・・・

しばらくそんな道をガタガタと走る・・・
白メガネ氏はビールで軽い酔いもまわったのか寝ている・・

そして、エリアブが車のスピードを緩め、樹の上を凝視する。
「レオパッド!」

ヒョウだ。





みんな双眼鏡を取り、樹の上を見る。双眼鏡で見るのも慣れないと非常に難しい。
左の方に伸びた枝に寝ている、それともう1匹はさらに上で何か食べているがしっぽしか見えない・・とエリアブが英語で説明する。

奈美平がなかなか見えないらしく、竹Gの望遠レンズを覗かしてもらう。
「あれやな、分かった、分かった」と嬉しそうだ。
こういうとき、自分だけ見えなかったらあせる・・・face07

これでゾウ、バッファロー、ライオン、ヒョウは見たのでビックファイブはあと1つ。サイだけになった。

しばらく走り、セレンゲティ・セレナに到着。
部屋割をし、午後からは思い思いに過ごすことに。

苦情が多い今林教授のいびきのために、今日から2泊は私が同じ部屋に泊まることにする。
今林教授、私
竹G、白メガネ氏、平島氏
奈美平
で分かれる。




ここのロッジは3部屋が同じ離れになっている。1つの丸い建物が2階建てになっており、2階に1部屋、1階に左右に2部屋となっている。
なので1つの建物に3部屋してほしいとロッジのスタッフにお願いをした。
上に竹G、白メガネ氏、平島氏、下の左側に今林教授と私、右側に奈美平だ。


部屋に荷物をおき、レストランに向う。
みんなサファリの最中なんだろう、レストランには私たち6人の他は西洋人のカップル1組しかいない。
スープをオーダーし、ビュッフェスタイルなので好きなものを持ってくる。

みんなが席についたところでキリマンジャロビールで昼間から乾杯!

午後はプールで泳いだり、マッサージしたり、バーでちびちび酒のんだり・・・

と思い思いに贅沢な時間を過ごしていったのだった・・・

続く・・・

タンザニアツアーは随時、受付中(^o^)丿
お気軽にお問い合わせください。


4月の募集はこちら↓



  

2013年12月09日

タンザニアとちゅげき隊⑥

【この物語はフィクションであり、登場人物もすべて架空の人物であります。似たような方がおられようと、クレームなしでお願いします。】

ンゴロンゴロ・セレナで2回目の朝食をとっていた。
セレナは朝食時はシャンパンは無料のため白メガネ氏今林教授はもうすでに数杯目のグラスを飲み干している。face07
奈美平はオムレツにソーセージ、ヨーグルトとパン、それにバナナ、マンゴーなどの果物をとっている。馬刺し屋の営業マン平島氏は目玉焼きにベーコンのみ。昨晩、マサイ族のショーのあと、バーでカメラマンの竹Gと飲み過ぎて二日酔いらしい。
竹Gは「マジモト~!(熱いお湯の意味)」とスワヒリ語でお湯を頼み、自分で持ってきたインスタントみそ汁をといて飲んでいる。
オムレツも目玉焼きも日本と違うのは黄身が白いため、オムレツも全体的に白く、目玉焼きも白と黄色とはっきりしない感じだ。
今林教授が6杯目のシャンパンをつぎにいこうとしたのを遮り、ちょっと相談があると本日の行程の話をする。

「今日はセレンゲティまで車を走らせます。
セレンゲティのゲードまで2時間、ゲートからセレンゲティ・セレナのロッジまで2時間の計算です。
その途中にマサイ族の村が何か所かあるので立ち寄ってみますか?」

奈美平が真っ先に賛成し、反対のものはいないということでマサイ族の村に寄ることにする。

8:00ンゴロンゴロセレナを出発。
エリアブもすでに出会ってから4日目なので1人1人名前を覚えていて挨拶をする。

ロッジを出たところで象がすぐに現れる。
昨日、かなりの動物たちをみたのでそこまで驚かなくなっているが、ロッジのすぐ近所だっただけにこんなところにまでと改めて感じる。
しばらく舗装されていないガタガタ道をサファリカーで走っていく。
360度の水平線があらわれる。




乾季であれば砂塵がもうもうと舞うが、11月は少雨期なので昨夜、少し雨が降ったらしくそこまではほこりっぽくない。
1時間ほど走っただろうか、エリアブがあそこのマサイ村に行こうとハンドルを左に切り、幹線道路から外れる。

マサイ族の渉外担当が出てくる。いくつかのマサイの村は外貨を稼ぐために外国人に村の様子を見せている。
渉外担当は村の英語のできるものだ。

今日は腰痛で来れなかった中年風ヤンキー米Gのために、全員、米GがデザインされたTシャツを来てマサイの村に来ている。
素晴らしき仲間愛である。



※写真はあくまでもイメージであります。
人物も関係ありませんのでクレームなきよう。


マサイ族の歓迎はダンスではじまる。私たちは村の外にたたされる。
男の人たちが奇声?を発しながらこちらに向ってやってくる。
次に女性が首を前後に振りながら歩いてくる。







この村には120人もいるそうだ。
マサイは一夫多妻で牛を多く持っているものは多く妻を持つことができる。
馬刺し屋の営業マンの平島氏がその話を羨ましそうにきくが、現在独身の彼は羨ましがる必要はない。
恐妻家のカメラマンの竹Gは「何人もいらん、1人で十分・・face07」とつぶやく。

そして、村の中に入る。
ここからは狭い住居の中を案内するので2人ずつに分かれてくれと言われる。

白メガネ氏と平島氏
今林教授と竹G
奈美平と私
で2人ずつ組む。

私たちは若いマサイの男のあとについて行き、彼の家の前にくる。
マサイの家は牛フンと泥で作られた掘立小屋だ。
牛フンといっても草しか食べていないので嫌なにおいはしない。




彼は中に入れと言う。
奈美平がこちらを見て「入るのか?」という合図を眼でしているので、入るように促す。
ちょっと嫌そうに眉間にしわがよったが、中に入る。
そのあとに私が続く。

中は真っ暗だ。
ここが台所、ここがベットで何人で寝る・・・などと説明を受けてるうちに暗闇に目が慣れる。
そして、もう1人、家の中に人がいることにドキリとする。face08

そのもう1人の家の住人がコップを私たちに出す。
何かをふるまうつもりだ・・・face04
「私は何度も来てるので何も要らない!彼女に飲ませてあげてほしい」と奈美平を指さす。

ひょうたんから奈美平の前に置かれたコップに液体が注がれる。
牛の血と牛乳を混ぜたマサイの独特の飲み物だicon196

「飲むん?・・・・・・まじで飲むん??」icon41

とこちらに助けを求める奈美平。
息をとめ、唇にコップをつけ飲んだふりをし、コップを置くように日本語で堂々と言う。
彼らはもちろん日本語は分からない。
息をとめないと生臭さが鼻をつくのでその前にむせる可能性がある・・。

奈美平がそのようにし、反応を見ている彼らにスマイルを送る。
私はすかさず話をそらし、「象の糞茶っていうのがあるんだろう?」と言う。
「マサイの女性が薬として飲んでいると聞いたんだが・・」

マサイ「あるぞ、飲むか?」

私「今は飲まない、和菓子屋をやっている友達が好きなので買っていきたい」

マサイ「分かった、では外で待ってろ、用意するから」

私「いくら?」

マサイ「100ドル」

私「糞のくせに100ドルは高い!」

マサイ「大きい、すごく大きい、だから100ドル」

私「要らん、そんなにたくさん要らん、20ドル分だけくれ」

マサイ「じゃあ、30ドル分だけやる」

外で待ってると、持ってくる象の糞茶。




糞・・・・乾かしただけやないか・・・face07

10ドル札を3枚渡し、お茶と言い張る「象の糞」と交換をする。
もちろん袋はないので手づかみで車まで行き、カバンからビニール袋を出し、それに入れ、ウェットティッシュで手をふく。

「これで菓子屋の水やんのお土産完了!」
とそれぞれの掘立小屋から戻って来た仲間に報告をする。

彼がゲテモノ好きとみんな知っているので、私は手柄をたてたようによくやったと誉められる。

その「宝物」を持って、我々はセレンゲティ国立公園へと向かった。


続く・・・

タンザニアツアーは随時、受付中(^o^)丿
お気軽にお問い合わせください。


※実際のツアーには牛の血入りミルクも象の糞茶も登場しませんのでご心配なく。

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2013年12月07日

タンザニアとちゅげき隊⑤

【この物語はフィクションであり、登場人物もすべて架空の人物であります。似たような方がおられようと、クレームなしでお願いします。】

日本を出発して4日目。アフリカに着いて3日目の朝を迎えた。
まだ時差ボケがあり、朝4時には目が覚めていた。





日の出の時刻になってベランダに出てクレーターが徐々に明るくなる様子を写真にとる。
隣のベランダを見るとカメラマンの竹Gが同じく写真を撮っている。
竹Gはこちらに気づくと「ジャンボ!」と手をあげて、笑顔になる。

同室の今林教授は?と聞くと
とたんに眉をひそめ、眼を閉じガーガーといびきの真似をする。
やはりうるさかったらしい。ベランダのドアを竹Gが少し開けてみせる・・・
ゴォーブフォーicon190と野生動物の群れのような音が静寂なベランダまで漏れてくる。
思わず苦笑・・・face07

それにしても朝はやはり冷える。10℃くらいだろう。
昼間の暑さとの寒暖の差がすごい。

逆サイドの部屋の奈美平も起きたようでベランダに出て、「マンボ、マンボ!」と寝ぼけまなこで挨拶をしてくる。
マンボとはHi!の意味と昨日、エリアブが奈美平に教えていた。

9:00、朝食をすませ、ランチBOXをサファリカーに積んで出発。
火口縁をぐるりと時計回りに周り、クレーターの降り口ゲートにつく。降りるところと登るところは違う。





ここから急こう配の坂、高低差800mを慎重に降りて行く。
エリアブは安全第一の優秀なドライバーだ。

まずはンゴロンゴロの特徴を簡単に説明。
「ンゴロンゴロはマニュエラよりも動物の種類が多く、昨日よりも動物たちは見やすいです。
ここで見れない動物はキリンとインパラです。それ以外の東アフリカで見れる動物はだいたいいますよ。
閉ざされた生態系でこの中には水も緑もあるし動物たちには楽園みたいなものです」


馬刺し屋の営業マンの平島氏シマウマの群れを発見!
あまりの多さに平島氏も大興奮。
「シマウマと一緒にいる動物はあれ何?」ときいてくる。

「あれはヌーといって、シマウマとヌーはよく一緒にいることが多いんです」と私が説明する。
「シマウマは目がいい、ヌーは鼻がいいのでお互いに敵となる肉食動物を監視します、
そしてシマウマは草の上の部分を食べ、ヌーは下の部分を食べるので食事の部分でも共生できているんですよ」









しばらくクレーターを走る。
上から見るのと中に入るのとでは大きさが違う。中に入った方が大きさを実感する。

ビックファイブの1つ、バッファローが出てくる。エリアブがバッファローはゾウより危ないから気を付けろと言う。
エリアブは腕利きのハンター。動物の怖さは分かっている。
馬刺し屋の営業マンの平島氏は腕利きの女たらし、女性の怖さが分かっているのと同じだ。
今林教授がバッファローを見てつぶやく。
「ヌーより絶対、バッファローのほうが美味そう。そろそろ弁当にしない?」
まだ10:30だ。ランチには早いので、もう少し待ってほしいと持ってきた甘栗を与える。

また、しばらく走ると木陰でライオンのペアを発見。
はじめての肉食獣発見にがぜんわく車内。
メスは横たわっているが、オスはウロウロし、威嚇している。
奈美平が第一ライオン発見で嬉しさのあまり大声を出し、またエリアブに睨まれる(笑)





しばらくするとメスライオンがおもむろに立ち上がる






そして、



そして、




そして、




合体














こういうシーンはサファリの中でもなかなか見ることができない。貴重なシーンだ。


白メガネ氏が音のない拍手を送る。




そしてオスライオンはあまりにしつこかったために・・・・


メスライオンからふられるicon196





そして、じっと見ていた白メガネ氏に八つ当たりの威嚇icon196
窓を開けたいたので結構、怖い・・・






12:00をまわったので、腹減った、腹減ったとうるさい人がいるのでランチの場所へ移動。
クレーター内はランチボックスを食べるところが決まっている。
この場所では猿と鳥がランチボックスを狙っているから注意をしてくださいね~とみんなに注意をする。

ランチを食べれる場所はピクニックエリアといい、車からも降りられ、トイレもある。池があり、そこには何頭かのカバもいるようだ。

せっかくだから降りて食べようと木陰にランチボックスを運ぶ。
ランチボックスにはパン2個、オレンジジュース、チキン、チーズ、ミカン、チョコレート、ヨーグルトが入っている。
それぞれ木の根を椅子がわりにして食べ始める。

「日本から持ってきた魚肉ソーセージだけど食べる?」と前に座っている今林教授に竹Gが尋ねる。
今林教授はうしろを振り向き、「もちろん」と魚肉ソーセージを竹Gからもらう。
めちゃくちゃ嬉しそうだ。face02
その油断した瞬間を猿は見逃さなかった視線のそれた今林教授のランチボックスの中からチキンを奪い、木の上に登っていった。icon130
チキンはメインディッシュだ。
今林教授は「てめー、このやろう、返せっ!」icon197と木の上に向っていっているが、日本語は通じないface07

まわりの白人たちも何事かと集まり出す。

白メガネ氏がなだめて言う。
「まあまあまあ、一口食っちゃったけど、俺のをやるから、もう落ち着いてよ、今林教授」

照れくさそうにチキンをもらい、落着きを取り戻す今林教授を見ながら、本当にこの人はバッファローを食べたかったんだなぁとしみじみ思った。


続く・・・

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2013年12月07日

タンザニアとちゅげき隊④

【この物語はフィクションであり、登場人物もすべて架空の人物であります。似たような方がおられようと、クレームなしでお願いします。】

最初のサファリ、マニュエラ国立公園をあとにしンゴロンゴロへ向かう。
ンゴロンゴロ・・・今林教授の外観もインパクト強いが、この名前もインパクトのある名前だ。
※写真はイメージで実際の登場人物とは関係ありません。


ンゴロンゴロのゲートまではマニュエラから約1時間。
ここでンゴロンゴロに入る手続きをとる。
その間にゲートの左手にある模型に集まってもらう。
その方がンゴロゴロの説明はしやすいからだ。




「ンゴロンゴロは数百年前にできたクレーターです。クレーターの内部だけで東京二十三区と同じ面積をもつのですよ。
これからずっとこの道を上がり火口縁までいきます。
その縁に突きあたったところで展望台があるのでそこで降りてその広さを生でみてください。
その火口縁の部分が標高2300-2400mです。クレーターの内部との高低差は800mです。
宿泊するロッジは火口縁になります。
標高が高いので朝晩は寒いですのでそんなピンクの半そでTシャツだけでは寒いですからね。」
と今林教授に注意も兼ねて説明をした。


エリアブの手続きが終わり、ゲートをくぐる。
ここからがンゴロンゴロだ。




舗装されていない道をどんどん上がっていく。
野生動物がいつでてきてもおかしくはない道だ。
以前はこの道でヒョウが飛び出してきた。

展望台に到着。クレーターが一望できる場所だ。
上から見下ろすと広大なのだが、東京二十三区の広さってこんなものなんだと感じる。
下に降りるとまた違った感じなのだが・・。
視力5.0のエリアブが標高差800mの下を指をさし、バッファローという。
もちろん私たちには生き物かどうかも分からない。


展望台からホテルまでは火口縁にそって40分ほど時計回りする。
途中、マサイ族の人々が家畜の牛やヤギたちをぞろぞろ連れて歩いている。
こういう家畜は道路にも飛び出してくるので十分注意をしなくてはいけない。
家畜はマサイ族の財産なので万が一、ひいてしまったらヤリをもってマサイ族の人々は追いかけてくる。
マサイ族は嫁をもらうときに嫁の両親に牛十頭を渡さなければならないとエリアブが説明する。

家畜の中にシマウマの群れなど野生動物を見ながらロッジに到着。
今日の宿はンゴロンゴロ・セレナだ。

標高2300mに位置するので半そででは冷える。
今林教授もピンクのTシャツから出た太い腕に鳥肌がたっている。

石を積み重ねて作られたロッジで玄関を入ると、暖炉が常時炊いてある。
暖炉の前のソファーでウエルカムドリンクとおしぼりをもらい、部屋割をする。

今日は今林教授とカメラマンの竹Gがツイン。
白メガネ氏が「今林教授とは今日は一緒にしないで、いびきがうるさくて・・・」と今朝、こっそり言ってきたからだ。
必然的に、白メガネ氏、馬刺し屋の営業マン平島氏、私が一緒になる。
奈美平は1人部屋。

部屋は3つとなりあわせ。もちろんすべての部屋がクレータービューである。
部屋に入り、夕食まで時間があるからベランダでビールでも飲もうということで私の部屋に6人集まる。時刻は16:30。

キリマンジャロビールを6本ルームサービスで頼み、つまみにチーズを注文する。
ベランダに出てクレーターを見ながら乾杯!
眼下のこのクレーターにはたくさんの野生動物たちがいるというのが不思議なくらい静かである。





響くのはカメラマンの竹Gの熱意あるアフリカ談義と隣に座っている今林教授の鼻息face07ぐらいであった。

続く・・・

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2013年12月04日

タンザニアとちゅげき隊③

昨晩のコニャギ宴会で時差ぼけ知らずの我々はいよいよアリューシャを出発し、サファリへと向かった。
まずはマニュエラ国立公園を目指す。
サファリカーのドライバーは野性味あふれるエリアブ
助手席に私が座る。後ろの座席は6席あり、視界をふさがないようにということで一番後ろに巨漢の今林教授とぽっちゃりでぶの白メガネ氏、その前に奈美平前の座席にカメラマンの竹G熊本の馬刺し屋の営業マンの平島氏の順で座った。

アリューシャからマニュエラ国立公園までとにかく平野をひらすら走る。



2時間後にやっと街が見えてくる。
バナナ売りが多く、普通のバナナやレッドバナナを売っている。
街を抜けたあたりで左の砂利道に入るとそこがマニュエラ国立公園の入り口になる。
必ず国立公園に入る前には手続きが必要になるが、それはエリアブがきちんとやってくれる。
我々はトイレを済ませ、小さな売店の店内をぶらぶらみて時間をつぶす。
白メガネ氏キリマンジャロビールを売店で2本買っているので、国立公園の中ではどこでも止まっては用を足せないからねと注意をする。しかし、人の話はきかない。今林教授はもうお腹がすいたようで機内でもらったピーナッツを食べている。

エリアブが手続きを済ませ、サファリカーに戻り、車の屋根を開けサファリモードにしてくれる。




出発!

マニュエラ国立公園は「フラミンゴ」や「木登りライオン」で有名だが今現在は湖が遠くにあり、フラミンゴはよく見えないのと最近、木登りライオンも目撃情報がないと私はみんなに説明をする。
ここは森も多いのでここでよく見られるのは猿やヒヒですよと続ける。

しばらく走るとヒヒが大群で出て来てくれ、私の言葉を裏付けしてくれる。次にブルーモンキーなども現れる。
「子猿もいるよ~」と奈美平が興奮して素っ頓狂な声をあげる。




 サファリは自然の動物を見るので100%必ず動物が見られるとは言えない。
それでも見つけやすい動物、見つけにくい動物というのはいる。ヒヒは見つけやすいほうの五本の指に入るだろう。
サファリは宝探しと同じですからみんなで探してくださいねと私は説明をする。

同じ動物でも餌を食べている、餌にされているicon196、逃げている、追いかけている、けんかしている、交尾している・・・・とどのシーンが眼の前に広がるかでまた価値が違ってくる。

エリアブが「象の糞が落ちてる」という。
「どこ?どこ?」とみんな窓の外をみる。象の糞の新鮮さで象がどれくらい離れた距離にいるか分かる。
この糞は新鮮だ。

そしてすぐにエリアブが車を停めて、森の木々の中を指さす。
「エレファント!」
第一象発見だ!




「どこ?どこ?」と糞よりも声が大きくなる。

「あっ、いた~!!」
と、奈美平が叫ぶ。





エリアブに危ないから静かにさせてくれと私が注意をされる。

象はビックファイブの1つ。
ビックファイブとはサファリで危険な動物の上から5つ。
ライオン、ヒョウ、ゾウ、バッファロー、サイ。

特に子供の象がいるときは象は危ない。

奈美平にそのことを伝えて静かにしてもらう。サファリでは大声をだしてはいけないし、クラクションなんかももちろん禁止である。

そうして今回、最初のサファリ、マニュエラ国立公園ではサファリのイロハを学び、今日泊るンゴロンゴロ・セレナに向った。





続く・・・

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2013年12月01日

タンザニアとちゅげき隊②

【この物語はフィクションであり、登場人物もすべて架空の人物であります。似たような方がおられようと、クレームなしでお願いします。】

キリマンジャロ空港に到着した我々はアリューシャの街の中にあるセレナ・マウンテンビレッジに向った。今日、宿泊のホテルだ。

ホテルまでの道のりは40分。
私と30数年前にアフリカに来た竹G以外は5人がまったくはじめてのアフリカである。
アリューシャはタンザニアでも大きな方の街で人口は27万人ほど。
岡山県津山市の人口の2.5倍である。

ナチュラルハイテンション竹Gのハイテンションは変わらず、車の中でも話が止まらない・・face07
今林教授はあごひげを上下に触りながら、牛が痩せてるな、あれじゃ食ってもうまくないなとステーキの原料の評価をしている。face08
頭の上に上手にものをのせて運ぶ女の人たちに感動したようで主婦の奈美平は「うまく運ぶわ~」と岡山弁でさきほどから感嘆の声をあげている。icon59

幹線道路を左に折れ曲がりしばらくいくとセレナ・マウンテンビレッジに到着。
ロビーに入るとアリューシャ全体で今、停電のようで建物内が真っ暗だ。
タンザニアはまだそれほど電力が豊富ではない。
これでは夜不便ではないかとフロントに抗議すると1時間後には復旧するということ。
アリューシャ全体、電力ストップなのだからしょうがないということで
薄暗いロビーで部屋割をする。

いびきのうるさい同士で今林教授白メガネ氏
竹G、平島氏、私がトリプル
奈美平はさすがに女性1人参加なので1人部屋

それぞれの部屋へポーターに荷物を運んでもらい移動する。
湖が遠くに見えるこのホテルはアリューシャの喧噪から隔離されたオアシスのようなところ。
本館がイギリス風建築のようで中にはバー、レストランがあり、本館の前には芝生の広場が広がる。
各部屋は童話に出てきそうな丸っこい建物で離れになっている。








白メガネ氏から早速、内線がかかってくる。
「部屋に冷蔵庫がないんだけど・・」
「部屋にはないよ、だからバーの前の芝生の広場で飲もうよ」





シャワーをあびて部屋ごとに芝生広場に集合をする。
緑が美しくきれいな広場で私もお気に入りのスポットだ。
ここでキリマンジャロビールを頼み乾杯。
今夜はポレポレサファリの齋藤社長宅に食事に呼ばれているのでほどほどに飲んでおこうと、0次会の好きな今林教授に釘をさす。
今林教授は瓶ごとラッパ飲みだ。
カメラマンの竹Gは乾杯だけしてあちこちでシャッターを切る。
それにしてもこのホテルは絵になる。

18時になり、運転手が迎えに来て我々6人は齋藤社長の自宅兼オフィスに向う。
アリューシャの街のど真ん中にあり、マサイ族のガードマンがたち、犬が2匹警備する立派な館だ。

「ようこそ、いらっしゃいました、どうぞお座りください」と暖かく迎えてくれる齋藤社長。
奥から年功序列で竹G、その両脇に今林教授、白メガネ氏、そして手前に平島氏、奈美平、私が楕円形の長テーブルを囲んで座る。
「冷蔵庫の中にビールいっぱい冷やしていますので適当に取って飲んでください。」と齋藤社長からありがたいお言葉をもらう。
 
齋藤社長はアルコールがダメなので炭酸入りウォーターを注ぎ、私たちはセレンゲティビール2本、サファリビール2本、キリマンジャロビール2本をあけて飲み比べる。
私はもうとっくに全部飲んでキリマンジャロビールに落ち着いているのでそれしか飲まない。
やはりビールはどこの国でも最後は1つに落ち着くものだ。
フィリピンではサムミゲルビールオンリーだ。決してライトなんて飲まない。


最初はチキンと羊肉の揚げたものをスタッフのネベラが持ってきてくれた。
「この羊肉がうまいんだ~」と齋藤社長は山形弁でいう。
最初に手を伸ばしたのは今林教授。髭の奥に口がありそこで食べる。
「確かにうまい、ビールにあう」とセレンゲティビールをラッパ飲みで飲みほす。







次にタンザニアの主食のウガリとおかずが出てきて、味噌汁も出てきた。味噌汁はネベラに齋藤社長が教えたらしい。
ウガリはトウモロコシの粉で味はないのでおかずと一緒に食べる。
竹Gが久々のアフリカでのアフリカ食で感動している。
メガネの奥の眼を細め、青春時代のケニア滞在の頃を思い出しているんだろう。何か話したそうにしているのでみんな眼をあわさないようにしている。竹Gは語り出したら長い・・・。face07



白メガネ氏が「ビール以外ない?」と言い出す。彼に遠慮はない(笑)
齋藤社長が私に「冷蔵庫の中に冷やしたコニャギがあったでしょ?それを向口さんに飲ませてあげてください」と言う。
コニャギはさとうきびで作ったお酒で35度癖もないのでそのままストレートで飲んでもうまい。





白メガネ氏はコップにドバドバ注ぎまずは、少し飲む。口を動かし、しばらく味わった後、「これ、うまいわ~」と気に入った様子。

これを皮切りに全員ビールからコニャギに移り、宴会がいつまでも続く・・・
飲めない齋藤社長を気にせず・・・


続く・・・

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2013年08月06日

PEN~アフリカ特集~

今週号のPENアフリカ特集!!





すっごい興味深い記事がたくさん!!
是非、アフリカに興味がある方は買ってみてほしい。face02

サファリの様子はもちろんのこと・・
アート
民族性
宗教
マサイ族の村
絶品のヤギ肉
住宅の様子
ミュージシャン
美容室でのオシャレ
世界遺産

・・・・・・
・・・・・・

いくつかの取材には旅の漫遊の特別提携現地旅行社・ポレポレサファリの齋藤社長が案内したという。

頼んでからできあがって料理が出てくるまで2時間かかるというマサイ族の絶品ヤギ料理は齋藤社長が紹介したと・・
先日、ザンジバルで話をしていたときに出てきた話だ。(PENでは48P)

今度、絶対、連れていってもらうぞ、このヤギ料理。


そして、髪は生命線、アフ女の執念を見たり。
という記事(PENでは68-69P)は
ポレポレサファリの手配スタッフのネベラがモデルになっているface02



ネベラ、こんな風にオシャレしてたんだなぁ~と感心。

面倒くさいからと・・・子供に髪を切らせる日本人とは違うなぁ(笑)





アフリカ好き!アフリカに興味がある人!
今回のPENは絶対、買うべし!!


【参加者募集】
アフリカの敷居を低くするために若者向けに低価格のアフリカを企画しました。もちろん、若くなくても結構です(笑)

セレンゲティでキャンプするタンザニア7日間

詳しくはこちら  ↓  ↓



  

2013年07月30日

贅沢はアフリカにあり!最終編

アリューシャからザンジバルまで1時間の飛行で到着する。
タンザニアという国は正式名をタンザニア共和国という。
タンガニーカザンジバルをあわせた国名になっている。
ザンジバルはインド洋に浮かぶ島。イスラム色が強くなる。
ザンジバルはザンジバルで大統領がおり、それぞれ違う法があるらしい。

私たちがザンジバルに到着すると待っていたのは暑い日差し現地旅行社の斎藤社長
高原地帯のサファリエリアから降りてきたのでとても暑く感じる。

観光は少しだけして、せっかくいいホテルに泊まるのでホテルでゆっくりしたいという意見にまとまり、観光は2か所だけ。

奴隷市場とからゆきさんのいた旧ジャパニーズバー
悲しい歴史のスポットであるが、見なくてはいけないだろう。

空港から街に出る。
ストーンタウンという世界遺産のところ以外、基本は街の中での写真撮影は禁止。
ザンジバルはそのように決まっていると斎藤社長が説明。
特に人に向けて撮るとすぐに文句言ってくるので注意してくださいと。

さっと観光をし、ザンジバル・セレナインに宿泊。
ストーン・タウンの突端にあり、海岸沿いのロケーション抜群の宿だ。





今まで泊まったサファリの宿は「ロッジ」。
前述したがロッジにはTVはないし冷蔵庫もない。

ここにはTVがある・・・・・日本語放送は写らない
冷蔵庫もある・・・・あまり冷たくはなっていない。

なのでビールの注文はやはり今まで通り、ルームサービスに頼み、キンキンに冷えたものを持ってきてもらった。

早めにホテルに入ったので
プールサイドバーでカクテルを飲んだり・・
プールに入ったり・・
海岸を散歩したり
寝たり・・・
でそれぞれホテルライフを過ごす。

私は斎藤社長の部屋で今後のタンザニアツアーの打ち合わせ。
サファリの楽しさをもっと広めていきたいので、セレナを使う高級ツアーはもちろんやっていくが、若い人がいける安いツアーもやりたい。
ただ、安いだけでなく、安くてなんか特徴があるほうがいい・・・。
と斎藤社長に切り出した。

「・・・そしたら、セレンゲティでキャンプするのはどうですか?
コックは連れて行きますよ。
それとモトアンブというところに安いロッジがあるのでそれを組み合わせて。
ザンジバルとかダルエスサラムを省くと国内線運賃がかからないからサファリだけにしてしまう。
それとセレンゲティまでの移動も小型機を片道使ってたが、陸路で行く。」

キャンプに・・コック・・・・めっちゃ、惹かれるface05

「いいですね~、それやりましょうよ!帰国したらすぐ作成しますよ。」

斎藤社長の部屋で海風にあたりながらの打ち合わせが終わると・・・
あとは先日、斎藤社長がTVに出た「世界の村発見!こんなところに日本人」の話になったり、
先月、タンザニア人を日本に連れていったときの話になったりで夕食までを過ごした。

夕食は海岸沿いのレストラン。
斎藤社長が用意してくれたのは砂浜沿いのオープンテラス。icon125
ローカルチックであるが雰囲気はよい。
ちょうど私たちが着いたときに夕日が海に落ちようとしていた。
インド洋、白い砂のビーチ、夕日のコントラストが良かった。





陽が沈むとランプだけの明かりで照らす。
ロマンチック(笑)だ。

アフリカ最後の夕食はロブスター、カニ、イカ、魚などが1枚プレートに載ったものがそれぞれ来た。
飲み物はキリマンジャロビールと白ワイン。

あまりにもロマンチックで手元が暗く・・・・
闇鍋もとい闇プレート状態で手探りで食べた美味しいシーフードだった。(笑)





(完)


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2013年07月30日

贅沢はアフリカにあり!番外編2

サファリではロッジでばかりでの食事。
そうなるとアフリカ料理というよりも西洋料理となる。
セレンゲティ、ンゴロンゴロ、マニュエラとサファリを終えて、
アリューシャ空港からザンジバルへ飛行機でたつ前に本来はランチボックスの予定だったが、
地元の人が食べるところでいいからアフリカ料理を食べたいとガイドのエリアブにリクエスト。

ちゅうど、アリューシャ空港の前に、ムシカキ屋があったのでムシカキを食べることにした。
ムシカキとは串に刺した肉を炭火で焼いたもの。
「焼きすぎ」というぐらい焼く。
だからめちゃくちゃ硬い。face07





エリアブにすべて注文を任せる。
ごはん、アボガド、サラダ、ポテト、ムシカキ・・・












大雑把な料理だがいかにもアフリカらしく。
私はこういうところで食べるのが好きだ。

ただ、私の口の中はただいま、全面リニューアル中・・・
ムシカキはとても歯が立たなく、ちょっと噛んでビールで飲みこむしかなかったface07

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